関興安国
関羽の息子の一人
正史に記載は少なく、ただ若くして死亡したということが解るのみです。関羽の跡継ぎということで、かなりの期待を持たれていたらしく、異例の大出世を遂げていました。
孝と忠
さて、正史ではほとんど記述のない関興ですが、三国志演義ではかなりの活躍の場を与えられています。三国志演義が成立している時点で、父親の関羽雲長がすでに神様でしたので、その息子を活躍させないわけには行かなかったのでしょう。
敵討ち
初登場は関羽の死後、劉備玄徳がその敵討ちのために軍を集めた際、私もということで参上してきます。このとき、張飛益徳の息子張苞と武芸の競い合いになりますが、まぁ、それは置いといて。劉備の仲介により、張苞とは父同様に義兄弟となり、二人でともに、呉の武将と戦い敵討ちを進めていきます。
その後は諸葛亮孔明の作戦の要の一人として大活躍していくわけでして、病気でなくなった際に孔明が嘆くほど、頼れる武将にまで成長します。うろ覚えですが、横山三国志で10巻以上登場する機会があったように思います。相当長い。
若くして死亡した、との記述がある程度の人物をここまで引き伸ばせたのも、やはり父、関羽がそれだけ神様として多くの人に愛されていたからと言えるでしょう。
チート武器
この子も持ってますというか、関羽の仇を討った際に、冷艶鋸を受け継ぎます。この後、冷艶鋸がどうなったかは不明です……ってまぁ、創作なんだから後を追い様がないんですが、小説の水滸伝において、関羽の子孫とされる関勝が冷艶鋸を持って登場します。
まぁなんだ。言うだけ野暮なんだけども、1000年も経てば冶金技術は相当な進歩を遂げるわけで、1000年以上前の冷武器が通用するかって言えばそんな訳ないわなっていう。名剣、名刀の類はこういうのにロマンを感じるけど、逆行した冶金技術を持つ世界っつーのにはいつも違和感を覚えるんだぜ。
外史
横山三国志
三国志後期で登場する人物であるためか、前半から中盤を題材とした作品にはなかなか登場しません。また、三国志をある程度最後まで書ききれた作品というものが横山三国志以外になかなか見ないため、関興という人物を目にする機会は相当少ないと思います。
登場した上に活躍の場までしっかりあるのは……稀な例ですね。
蒼天航路
曹操孟徳の死亡までですので、残念ながら出番はありません。
一騎当千
今のところ未登場です。
恋姫†無双
子供系は未登場ですな。。。
三極姫
未登場ですな。まぁ、メインヒロインの一人の子供なんで、突然出られてもって話ですな。
関連人物
親
兄弟
- 最終更新:2015-11-20 02:50:53