許褚仲康

気は優しくて力持ち

 やーまだー。

 怒られそうなのでやめておきますw
 
 曹操孟徳の護衛として活躍しました。どうも、ちょっと頭の回転が鈍かったようですが、代わりに牛を片手で引っ張るなど力が虎のようにある、ということで、「虎痴」と呼ばれていました。この頭の回転の弱い部分から、外史では田舎者であるとか、ゆっくりしゃべるとか、静かにしゃべるなどの特徴をつけられる傾向があります。

 軍を率いて活躍した、というような人ではないので、あまり目立つ機会は無いのですが、常に曹操の護衛でいるためか、割とどこにでもいるような印象を受ける人でもあります。

VS馬超

 この人が一番注目を浴びるのは、たぶんここでしょう。馬超孟起率いる軍から曹操への猛攻をしのぎきり、文字通り命を救ったことがあります。

 潼関の戦いと呼ばれる戦闘のときです。黄河を挟んでのにらみ合いになり、何とか河を渡りたいと。まぁ、河っつーと我々の感覚ではその辺の川なんですが、黄河は河口の広さが17km。えー、琵琶湖の東西幅の最大が20kmなんで、そんな感じだと思ってください。潼関は上流の方らしく、川幅はそれほど無かったようで、まぁ我々の思う川に近いかなと思います。

 T字型に河が流れており、潼関はそのT字の線が交差する付近にありました。南北は逆だと思いねぇ。攻めるにはなんとしても河をわたらにゃならんと言うわけなんですが、わたった所で陣を築けず、攻める拠点をなかなか作らせてもらえませんでした。

 で、南側でにらみ合いをしていたところ、別働隊に迂回させて、なんとか拠点を西に作るのに成功します。この成功を受けて、一旦川をわたり、北側に逃げようとするわけですが、これを好機とみた馬超が突撃を開始します。

 陸上と違って、川というものは移動に時間がかかる訳でして。それゆえに、撤退を考慮した場合、川を背面にしてはいけないというセオリーがあります。背水の陣っていうのは、撤退をあえて自分からふさぎ、勝たなきゃ死ぬって言う状況を作ることで勝利したっていう故事からくるものですが、これは諸刃の剣であり、よっぽどのことでない限り見られる陣ではありませんでした。で、今回はそういう陣形ではなかったのですが、それでもやっぱり撤退は難しいわけです。

 時間がかかるのを理解していたため、曹操は混乱を防ぐためにも自分を残して、ほかの部隊の撤収を開始しました。にらみ合いのなか、指揮官が殿を勤めるというのもなかなか度胸がありますが、これは馬超にとってもまさに好機であって、これを逃がすはずもなかったと。ある程度が渡った頃合を見計らって一斉に突撃を始めます。

 一気に押し寄せる敵軍に、さすがの曹操とその親衛隊もあせりを覚え、珍しく部隊が混乱します。北側へ逃げる船に我先にと乗り込もうとしたところ、許褚が切り捨て、曹操と共に脱出を図ります。必死で逃げようとする曹操と逃がすまいとする馬超。漕ぎ出した船に対して雨のように矢が浴びせられ、この矢に船頭があたり船は足止めされると許褚は船をこぎ、さらに襲い来る矢を防ぐため馬の鞍を盾のように掲げ、曹操の命を文字通り体をはって守りましたと。

 曹操曰く、「許褚がいなければ命がなかった」とのことです。そらそうだ。

外史

横山三国志

 外史において、数少ないスマートな見た目w

 曹操が黄巾賊の残党討伐の際、敵将を先に倒してしまったのを見て目をつけ、いったん捕縛する形をとってから部下に迎え入れます。横山三国志では曹操が戦場に出るときぐらいしか登場しないので、そんなに出番は無かったりします。

蒼天航路

 主役が曹操で、さらに親衛隊であるという都合上、恐らくどの作品よりも登場の機会が多いのではないかと思います。初登場もかなり早く、曹操が成人する前に出会います。その後しばらくは登場しないのですが、賊になっていたところ曹操の討伐にあい、親衛隊として迎え入れられます。

 以後は他の軍師や将軍諸氏が曹操の言動に振り回される中、タメ口で、しかも数回言い負かすなど、お前ら仲いいなという友達関係を展開してくれます。この人が出るとほっとするw

一騎当千

 曹操と幼馴染のバレーボール部員。アニメ版だとこの辺の設定がちょろちょろ変わります。身長は184cmとかなり高く、これは記録に残っている、正史にあわせた数字(身長八尺)からかと思われます。

 ほとんど喋らず、おとなしめ。夏侯淵妙才と違ってテキスト上に「…」が入ることはないものの、お互い静かで、さらに典韋は典韋で妙に冷めているところがあるために、ゲームなどで許昌学院が中心になっている場合、会話が……w

恋姫†無双

 一騎当千と異なり、こちらはちっちゃい子。ただし大食で怪力という点は引き継ぎました。自分の体ほどの大きさのついた鉄球のついたモーニングスター(けん玉)をぶん回す子で、山ひとつ削ったりした覚えが……ちょいとうろ覚えですがw

三極姫

 こっちもちっちゃい子。出会いは三国志演義の記述に近い形で、曹操が賊を討伐している際に出会い、召抱えるという大筋になってます。

 1作目の時はこの子を召し上げるのに典韋が死んじゃうシーンがありまして不覚にも……。エロゲと毛嫌いせず見てやって。見てやってよ!w

  • 最終更新:2015-11-20 02:49:31

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