蒼天航路

曹操を主役とした異端作品

 異端作品ですが、極めて評価の高い作品であり、その後の三国志作品に対して非常に大きな影響を与えている一作です。特に曹操孟徳劉備玄徳への影響は強く、蒼天航路以後に発表された三国志作品で、蒼天航路の影響を見て取れない作品を探すほうが難しいぐらいと言えます。

 正史をベースにし、演義、創作の設定などが非常にバランスよくブレンドされた傑作で、三国志に興味を持ち、すこし詳しくなった段階で読むととても面白く読めると思います。元々は京劇のような三国志漫画、というコンセプトがあったらしく、3巻あたりまではそのコンセプトによる作画などを見て取ることができます。

 また時代考証もほか三国試作品の追従を許さないレベルで行われており、かつ、演義の要素、たとえば冶金技術の都合で作成できなかった武器などは突っ込むだけヤボなので登場させるなど、レベルの高い作品に仕上がっています。

 この漫画ではじめて知った習慣などもちらほらありまして、大概の将軍が鎧の上に服をまとっていたり、侠と呼ばれるヤクザ者の存在、正史の記述などなど。三国志という出来事を知る上では外せない作品に仕上がっていると思います。

  • 最終更新:2015-11-20 02:54:28

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