曲:糜夫人


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歌詞

月明かりが井戸を照らす つかみ損ねたその体
月明かりが君を照らす 預けられたこの命

それは希望の光
それは誓いの言葉

離さない つかんだその指先を
離さない この小さな命を
守ると

邪魔になると言い残して その身体を投げ出した
届かなかったこの腕は 代わりの子を抱く

それは希望の光
それは誓いの言葉

離さない つかんだその指先を
離さない この小さな命を
離さない つかんだその指先を
離さない この小さな命を
守ると

解説

 三国志といえば、劉備玄徳曹操孟徳孫権仲謀の3名がお互い覇者を競い合った仲でして、このうち最も強かった人物が曹操孟徳。どんな人かというと、現代の日本でわかりやすい人を上げれば橋下大阪市市長が近いです。世の中の仕組みをがらっと変えてしまった人で頭もいいのですが、こういう人には敵が多いのも事実。その反曹として一番推された人が劉備玄徳。一般的に人徳の人として知られます。

 さて、この劉備玄徳という人。人柄からか、あるいはその生まれからか、(特に演義では)非常に民衆の人気が高かったのですが、いかんせん戦争が弱い。負けて負けて負け続けます。そのなかでも大きな敗戦、しかし、その人気の高さを証明した戦いが、長坂の戦いです。ここで、「そんな負けるあんただからこそ弱いわしらの気持ちがわかる、そんな世の中にしてくれるとしんじとる!」と一般人の皆様、家財道具を手にもてるだけ持っていくあても無く逃げ惑う劉備に付き従う巨大な群れを作り上げます。徒歩で。

 人数にしておよそ十数万人。これが演義じゃなくて正史の記述ってんだからすごい。だがしかし問題は徒歩。大事なことなので2回言いました。

 逃げる徒歩の群れ。追う馬の軍。

 どちらが早いかは言うまでも無く、追いつかれそしてついには散り散りになってしまいます。この歌詞はその散り散りになった人々の中でも有名なエピソードでもある糜夫人が死亡するシーンから始まります。

 劉備軍の戦うイケメン趙雲子龍はこの混乱のなか、ぶっ壊れた馬車を見つけます。劉備のご婦人らが乗っていた馬車でした。ここで糜夫人との合流を果たしますが、糜夫人は負傷しており、自分の身よりも甘夫人の子である阿斗を守るよう伝え、自分自身は足手まといにならぬよう、井戸へと身を投げ死亡します。

 趙雲はその後、まだ生まれて間もない阿斗を抱きかかえながら曹操の大群をただ一騎で駆け抜け、見事劉備との合流を果たし、牙門将軍に昇進することとなりました。ちなみに合流時に劉備から「子供はまた産めばいいがおめえは替えがきかねぇんだよ、死んだらどうすんだばっきゃろー」と褒めたんだかけなしたんだか良くわからないお言葉を述べておられます。阿斗カワイソス。

  • 最終更新:2014-11-04 01:31:02

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