卞氏
皇帝の母
この人が偉いのは、自分以外の子供もちゃんと教育して、さらに側室だった頃、比較的辛く当たってきた丁夫人に対しても丁寧に接した所にあるように思います。
歌妓
要すれば芸子さんです。お酒を注いで回るコンパニオンやキャバ嬢、あるいは下品な宴会芸から、きちんとそれなりに舞台らしき所で演奏、演技をする演者まで幅広く存在したと思われます。
ただし、現代では一部のミュージシャンは社会的な地位も高く世間から認められていますが、この当時は歌妓で一流と認められた人はいません。非常に身分は低く、こういった女性を囲う所まではまだよく聞く話ですが、正妻まで引き上げると言うのはかなり珍しい例と言えます。
才能のみを愛せる、と言うかなり偏った性癖の曹操だからこそ迎え入れることが出来たのかなとも思います。
前述のとおり、卞氏はそのこまめな気配り、倹約を心がけた地に足の着いた生活、分け隔てない愛情などが評価されたのだと思います。これも、彼女が元々地位の低い人だったからこそできる世話焼きだったのではないかなと思います。
曹丕との仲
皇帝となった曹丕でしたが、どうやら母親との仲はあまりよろしくなかったようです。恐らくですが、皇帝となった曹丕を真正面から諫める役割を担ったのが彼女で、そのために仲が悪くなったのではないかなと思われます。
曹丕の正妻であった甄氏の事を非常に気に入っていたのですが、彼女が処刑されたのが221年。曹丕が皇帝についたのが220年ですから、この辺りから対立はそれなりに深くなっていったのではないかなぁと思います。
その他、曹洪子廉が死罪になりかけた際に曹丕の側室を脅すなど、なかなか厳しく当たっていたそうです。
曹丕自身、やや神経質な所がありましたから、そう言った面を抑え込み徳を産み出していたのは、もしかしたら卞氏と言う碇があればこそかもしれません。
外史
横山三国志
曹丕と曹植が後継者争いをしている際、曹丕を説得するために登場します。卞氏とは名言されていませんが、「二人とも私がお腹を痛めた子」と言っていますので、卞氏で間違いないでしょう。
蒼天航路
卞玲瓏と言う名前で登場します。かなり早い時期からの登場となり、終盤まで活躍します。活躍と言っても別に武器を持って戦ったりはしませんがw
出会いは曹操の祖父のお葬式だったのですが、その祖父の亡骸の前でヤるっていう……この人も曹操もおかしいよ!w
元は董卓仲穎の側室、と言う設定でした。
中盤はあまり見た覚えが無いのですが、治世が安定を見せ、お話が曹操の家族をクローズアップしたりするとちょいちょい顔を見せるようになります。後半の方が出番多いですね。
劇中、恐らく唯一と言っていい曹操が反論しなかった人で、そして論戦で曹操に何度も勝利した人ですw 家臣ではなく、家族として接した数少ない人ですね。こういう人間臭さは蒼天航路の大きな魅力だと思います。
一騎当千
登場しません。されてもなw
恋姫†無双
登場しません。シリーズが続くなら出てもよさそうな気はします。
三極姫
登場しません。こっちはしてもよさそうなんですけどね。董白とかいる訳ですし。
関連人物
夫
子供
- 最終更新:2017-03-04 07:42:57