烏丸
外部勢力のひとつ
武将ではないんですが、当時の中国を囲んだ外部の勢力のひとつです。なお、この勢力の中には卑弥呼率いる邪馬台国が含まれていますがまぁ、それは別のお話で。
三国志では蹋頓率いる騎馬隊として登場します。
袁紹の騎馬隊として
袁紹本初と盟を結び、援軍を送ったため、蹋頓は単于(ぜんう:偉い人)として漢から認められます。まぁ、偽勅なんで漢が本当に認めたかどうかは怪しいですが、烏丸からはそのように認識されていたはずです。
で、袁家が崩壊した際に、子供らがこの盟を頼りにしてきたわけですが、当然のように曹操孟徳の手によってひどい目にあうわけです。
蹋頓の死後
蹋頓の死後は、散り散りになっていた烏丸は降伏し、漢へと移住します。そして、曹操の騎馬隊として活躍し、名声を得たようです。三国志以降の記述が見れないので、おそらくはそのまま定着し、融合していったものと思われます。
蛮族といわれた彼らを外部の傭兵としてではなく、内側に移住させたところが生まれにこだわらない曹操らしい部分かなと思います。
- 最終更新:2015-11-20 02:53:30